プラグイン名から引く

「Contact Form 7 メール 届かない」のように、プラグイン名から記事を探す索引です。

実際に調べてみると、プラグインは引き金であって、原因は別の層にあることが大半でした。 プラグインの設定を触る前に、下の表で本当の原因を確認してください。 プラグイン固有の挙動を実測できたものだけ、専用の記事があります。


プラグイン固有の挙動を実測したもの

プラグイン症状記事
SiteGuard WP Plugin有効化した瞬間に wp-login.php が 404。ログインできない新しい URL は /wp-admin/ が教えてくれる
Contact Form 7送信ボタンがぐるぐる回ったまま止まらない「キャッシュで nonce が切れる」は現行版では起きない

国内のレンタルサーバーが標準で導入していることが多く、遭遇率が高いため実測した。 ログイン URL の形(/login_数字.php)、ロックの解除条件、既定でオフの機能まで 計測してある。


引き金はプラグイン、原因は別の層にあるもの

プラグイン側の設定を触る前に、下の層を確認したほうが速いもの。

フォーム系

プラグイン症状実際の原因記事
Contact Form 7メールが届かないwp_mail() が false か、届かないだけかメールが届かない
Contact Form 7送信ボタンが「くるくる」して止まらないREST の到達性(nonce は現行版では使われていない。実測済み)専用記事
Contact Form 7 / MW WP Form送信すると画面が戻るだけpost_max_size 超過で POST が空になる画像をアップロードできない
どのフォームでもreCAPTCHA でブロックされる外部 JS の読み込み失敗CSS が効かない・JS が動かない

まず「フォームの送信記録が残っているか」を確認する。 残っているならメールの問題、残っていないなら送信の問題。

移行・バックアップ系

プラグイン症状実際の原因記事
All-in-One WP Migration「最大アップロードサイズを超過しています」upload_max_filesize / post_max_size / memory_limit の 3 点画像をアップロードできない
All-in-One WP Migrationインポート後に画像が出ないuploads を移していない、URL の不一致画像が表示されない
BackWPup / UpdraftPlusバックアップが動かないWP-Cron のループバック失敗予約投稿されない
移行全般絵文字が消える / 時刻が 9 時間ずれるutf8utf8mb4、タイムゾーンの不一致移行後の定番 2 つ
移行全般復元したのに直らないファイルと DB の整合WP-CLI が無い環境での復旧

上限は 3 つ同時に上げる。upload_max_filesize だけ上げても post_max_size で切られる(実測)。

キャッシュ・高速化系

プラグイン症状実際の原因記事
Autoptimize / LiteSpeed Cache / WP Fastest Cacheスライダーやモーダルが動かなくなったJS の結合で依存順序が壊れるCSS が効かない・JS が動かない
同上CSS を直したのに反映されない?ver= が更新されていない、CDN のキャッシュ同上
同上スマホだけ崩れるPC 版のキャッシュがスマホに返っているスマホだけレイアウトが崩れる
同上フォームが送信できないnonce がキャッシュに焼き込まれた返答が正しい JSON レスポンスではありません
同上管理画面が崩れる管理画面まで最適化の対象にしている管理画面だけ表示が崩れる

切り分けは「結合・最小化の機能だけをオフにする」。 プラグイン全体を止める必要はない。

セキュリティ系

プラグイン症状実際の原因記事
SiteGuard WP Pluginログインできないログイン URL の変更専用記事
Wordfence / XO Security などブロックエディタが真っ白wp-includes や REST の遮断ブロックエディターが真っ白
同上「返答が正しい JSON レスポンスではありません」REST API の遮断原因を見つける
同上403 が出るWAF の誤検知、.htaccess の規則.htaccess で 500 エラー
同上を 2 つ入れた極端に遅い / 相互に弾き合う.htaccess の規則が競合プラグインの競合

セキュリティ系は 1 つだけにする。2 つ入れると互いの規則が衝突する。

SSL 系

プラグイン症状実際の原因記事
Really Simple SSL などリダイレクトを繰り返すプロキシ配下で X-Forwarded-Proto を見ていない、SSL 強制が複数箇所リダイレクトを繰り返す
同上画像・CSS が読み込めない混在コンテンツ。DB の http:// が残っているSSL 化したら読み込めない

SSL 強制は 1 箇所だけ。プラグイン・.htaccess・サーバー設定の どこでやっているか分からない状態が最も危険。

入力が多い系

プラグイン症状実際の原因記事
Advanced Custom Fields繰り返しフィールドが一部保存されないmax_input_vars 超過保存したのに一部だけ消える
Elementor / WPBakeryプレビューが読み込めないメモリ不足、max_input_vars、REST の到達性同上 / ブロックエディターが真っ白
WooCommerce商品バリエーションが保存されないmax_input_vars 超過保存したのに一部だけ消える
メニューの項目が多い場合30 個を超えると保存されない同上(1 項目で 10 個以上の変数を消費する)同上

画像最適化系

プラグイン症状実際の原因記事
EWWW / Smush など最適化が動かないexec() が禁止された共用サーバー、メモリ不足画像をアップロードできない
2 つ以上入れた画像が劣化する / 容量が増える二重に圧縮しているプラグインの競合

SEO 系

プラグイン症状実際の原因記事
Yoast SEO と Rank Math など 2 つmeta タグが 2 つ出るどちらも wp_head に出力しているプラグインの競合
SEO 系全般サイトマップが 404blog_public = 0(検索エンジンのインデックス設定)RSS とサイトマップだけ壊れる

プラグインを疑う前に取る値

プラグイン名で検索する前に、これを取ると原因の層が分かる。 取り方は 症状から引く の「最初に取る 4 つの値」にまとめてある。

curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}\n' https://example.com/
curl -s -o /dev/null -D - https://example.com/wp-login.php | grep -ci set-cookie
curl -s -o /dev/null -D - https://example.com/wp-json/ | grep -i content-type

CSS / JS / 画像のステータスは、ブラウザの開発者ツールの「ネットワーク」タブで見る。

観測プラグインの問題か
ページ本体が 500プラグインかテーマの Fatal。両方有効なときだけ落ちるなら競合
アセットが 403サーバー設定かセキュリティプラグイン
REST が JSON でないセキュリティプラグインか Fatal
Set-Cookie が 0プラグインではない(出力が混ざっている)
全部 200 なのに壊れているキャッシュ・結合・JS エラー

更新で壊れたとき

「有効化したら壊れた」はほぼ起きない。WordPress は有効化の前に ファイルを読み込む検査をして、Fatal になるなら有効化を中止する(実測)。

実際に落ちるのは両方が有効なまま、更新で衝突が生まれたとき。 だから相談は「更新したら真っ白になった」に偏る。

プラグインの競合